自転車は車道を走るのがルール!
…とは言っても実際の道路状況を見ると、むしろ危ないと思うこともありますよね?
怖さを感じるような道路の時は歩道を走っても良いものなのでしょうか?
車に乗っている人からは、「車道の自転車は邪魔!」なんて声もありますし…いったいどうしたら良いのか。
今回はなぜ車道を走るのが危ないのかを考えてみたいと思います。
これ裏を返せば、どうすれば安全に車道を走れるかにも繋がりますよね!
Contents
自転車で車道を走るのが危ない理由!
自転車で車道を走るのが危ない1番の理由は、車との速度差です。
速い人はもっと速いですが、ロードバイクでも30km/h程度ですよね。
対して車は50km/h、60km/h…場合によってはもっと速度を出しています。
一般的なシティサイクルですと15km/h程度と、もの凄い速度差があります…。
そして速度差だけでなく、ふら付きも危険だと判断される理由の1つですよ!
乗っている本人からすれば真っすぐ走っているつもりでも、後ろから追い抜きたい車目線で見ると…フラフラ走っているように見えるものです。
怖い思いをしながら車道を走らなければならないのでしょうか?
実は何がなんでも車道を走りなさいってわけではないんですよ!
車道を走るのが怖いときは歩道を走っても良いの?
車道を走るのが怖い時ですが、ケースバイケースで歩道も走れます。
道交法に照らし合わせて見てみますと、自転車は軽車両となります。
なので車道の左側を走るのがルールとなりますね。
ただし、下記のケースでは歩道の走行が認められているんです!
・車道の通行が難しい場合
・13歳未満の子供、70歳以上の高齢者
注目すべきは2番目の「車道の通行が難しい場合」というものです。
道路工事をしていたり、駐車車両が多い…などの時に認められていますよ。
そして交通量が多い、車道の幅が狭いなどによる自動車との接触事故の危険性がある場合も「通行が難しい」と認められています。
この辺りは明確な決まりがありませんので、警察にダメと言われたらダメではありますが…怖さを感じる場合は歩道を走ることが出来るとも言えます。
速度の出ないシティサイクルや、スポーツサイクルの乗り始めでフラフラしがち…なんて方は無理して車道を走らなくても良いと思います。
ただし、歩道は歩行者が通行するところです!
歩行者の通行を妨げる恐れがある場合は、自転車が徐行や一時停止で歩行者を優先させる義務がありますよ。
やむなく歩道を走る場合は、絶対に速度は出さずに歩行者最優先で走行しましょう。
一般的にすぐ停まれる速度は7km/h以下と言われています。
スピードを出したいけど車道は怖い…それはわがままです!
自転車で車道を走られると邪魔?ドライバーの意見を考える!
車道を走る自転車は邪魔、残念ですがこれが多くのドライバーの意見です。
私は自転車も車も乗りますので、どちらの意見もある程度わかるつもり…。
シティサイクルよりもロードバイクの方が邪魔だったりするんですよね。
特に集団で走行している場合…。
スマホ見ながらイヤホンして車道を逆走…なんてママチャリは論外ですが…。
ロードバイクは結構速度が出るが故に、追い抜きが結構大変なんです。
特に集団でトレインなんか組まれた日には、縦に距離が伸びますので…よっぽど見通しが良い直線以外では抜けなくなります。
自転車だと思うと相当速いのがロードバイクですが、やっぱり一般的に車の感覚だとノロノロ運転なんですよね。
そして渋滞レベルではない信号待ち、5台6台くらいが並んでいる感じですかね。
その信号待ちで左側から前に出られるのも、車乗りとしては腹が立つものなんです。
「割り込んで先に行きやがって!」じゃないですよ?
神経を使う追い抜きをもう1回やらないといけない…というのが大変なんです。
信号の度に前に出られて、また抜き返して…を繰り返すのは本当に嫌なものですよ。
車も運転する方はよくわかると思いますが、自転車しか乗らない方、車しか乗らない方というのはお互いの気持ちがわからないものです。
お互いに思いやりを持って運転したいものですね。
車道を安全に走るために気を付けるべき、たった1つのこと!
車道を安全に走るために気を付けることですが、車は邪魔に思っていると認識することです。
もうね、本当大事なのはコレです。
もっと言うと、自転車は歩行者からも車からも邪魔に思われていると認識することです。
はい、交通社会の嫌われ者です。
ちょっと言い過ぎな気もしますが、それをしっかりと自覚して乗ることで事故を減らせると思いますよ。
自転車乗りとしては車道をルールに則って走っているのに、なぜ邪魔者扱いされなきゃいけないのか…と思うのもわかります。
でも、後続の車が邪魔だと思っているとわかっていれば対応も出来ますよね。
停まってもらったりした時に手を挙げていくだけでも印象が全然違います。
万が一の事故の時に大きな怪我をするのは自転車乗りです!
ルールはルールですがそれに縛られず、どうしたらお互いに気分良く走行出来るかを考えながら乗りたいですね。
あとは恥ずかしさがあるかもしれませんが、手信号をしっかりと出すことも大切です。
あくまでも私の経験談ですが、停まる曲がるの意思表示をしっかりとすることで無理な追い越しを防げるように思います。
手信号の内容を理解してないようなドライバーも結構いますが…、手信号を出すことで「前の自転車は何かしようとしている」と思ってくれるようで、車間空けて待ってくれる印象がありますよ。
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
危険を感じる道路では無理に車道を走る必要はない
やむを得ず歩道を走る場合は歩行者最優先で
多くのドライバーから自転車は邪魔だと思われていることを自覚する
自転車好きからすると、かなり寂しく腹立つような状態ではありますが…日本の道路は自転車が走りやすいように出来ていません。
車に対して下手下手に出ろ、と言うわけではありませんが…車道は車の為のものだと思って運転した方が安全ですよ。
歩道は歩行者のためのもの、自転車のための自転車道の整備が進むと良いですよね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
コメント
邪魔だと思うのは自由ですが、車道の自転車が車に対して時間面・安全面で悪影響を与えているのでしょうか?
そこが無ければ邪魔だ思う主観を主張したいだけにしか見えません。
by kouji 2018年8月8日 9:38 PM
koujiさん、コメントありがとうございます。
こんなブログを書くくらいですので、私は自転車趣味です。
言うならば自転車愛好家です。
ただ、車にも乗りますので両方の立場から物事を見られると思っています。
主観と言われればそれまでですが、私が車に乗って思うこと、周囲の車乗りが自転車に対して言っていることを書きました。
車で自転車を追い抜くというのは、安全面でも非常に気を使う行動です。
そういった意味では時間面・安全面で悪影響を与えているとも言えるのではないでしょうかね?
もちろん自転車は車道を走るのがルールですので、何も悪いことはしていませんよ?
ですが「ルール守ってるんだから良いだろ」ではなく、お互いに(当然車側も)お互いの立場を考え、思いやりを持って運転することが安全に繋がると思います。
本文内でも書きましたが、残念ながら自転車乗りは車からは嫌われています(これも主観ですが)。
絶対あってはいけないことですが、自転車に対して幅寄せなどの嫌がらせをする車も実際にいます。
そういった車から身を守るためにも、「自転車は邪魔に思われていると自覚する」「危ないと思う道路は無理に車道を走る必要は無い」「(場合にもよるが)歩道を走っても良い」という3点がこの記事での主張です。
「邪魔だから歩道を走れ!」ではなく、「邪魔だと思う人が多いから、そういった車から身を守ろう」が私の主張です。
伝わらなかったら私の文章力不足ですね…。
by 管理人 2018年8月8日 10:57 PM
丁寧な返信ありがとうございます。
まずは端的に。
具体的な悪影響なしに主観のみで嫌(邪魔)だと感じる事を発信し、それに対する対策を提案して、社会がそれに応じてしまうと「風評被害」になります。
そうならない為に、慎重であるべきかと思いました。
頂いた返信には抜く際に気を使う事・幅寄せがと書かれていましたが、具体的にそれによって本当に悪影響出ているのでしょうか?
精神面だけなのであれば、主観によってという事になってしまいます。
邪魔と思う事は主観で結構ですが、返信いただいたように、「悪影響」についても主観のみで発信してしまうと大問題になりかねないと思います。
自分が調べた範囲では、車道の自転車が車に対して安全面でも時間面でも悪影響はほぼ与えていません。
逆に国などの方針では、(歩道であれ車道であれ)自転車利用の拡大は社会に対して安全面・渋滞緩和面(=車の時間面)で好影響を与えうると言われています。
by kouji 2018年8月10日 9:25 AM
koujiさん、度々のコメントありがとうございます。
「悪影響」という言葉は本文内で用いていないと思います。
コメントでそう書かれていたので、「悪影響を与えているとも言えるのでは」とは書きましたが。
論点となっている部分で主張したいのは「ドライバーは自転車が邪魔だと思っている人も多い」「自転車の車道走行は何も悪いことはしていないけど、抜かせる時の工夫とか走り方次第でお互いに気分良く走れるよね」「それが自分の安全にも自転車の印象アップにも繋がるよね」ということだけです。
風評被害と仰いますが、この記事内容が誰かに経済的被害を与えますかね?
そして「嫌だと感じる事を発信し…」とありますが、改めて書きますがこのブログは自転車ブログです。
立ち位置としては自転車側です。
「社会がそれに応じてしまうと…」ともありますが、私の主張は「お互いに、お互いの事を思いやって走ろう」です。
社会がそうなって誰に不利益がありますか?
誰に経済的影響がありますか?
仰ることは理解出来ますが、論点がズレていると言いますか…湾曲して理解しているように思います。
by 管理人 2018年8月10日 5:23 PM