ダイエットや健康目的で自転車を始めた、もしくは始めようと思っている方って多いのではないでしょうか?
体重を車体が支えてくれるために、ウォーキングやランニングに比べると膝や腰に負担をかけずにカロリーを消費出来るのが良いんですよね。
そうなると、気になるのはどのくらいの消費カロリーがあるのか…。
自転車で消費するカロリーというのは計算で求めることが出来るんです。
具体的な数字があった方がわかりやすいので、今回は10キロの距離を走るとどのくらい消費するのか計算してみたいと思いますよ。
もちろん一生懸命漕いだ時と、ゆっくりとのんびり漕いだ時には違って当然です。
その辺りの考え方も紹介していきますよ!
自転車の消費カロリーの計算式を紹介!
自転車の消費カロリーの計算式ですが、体重×METs×時間×1.05という式で計算が可能です。
METsってなんぞや?って感じかと思いますが、これは「メッツ」と読み、「安静時に消費するカロリーを1とした時、その何倍のカロリーを消費するか」を数値化したものなんですね。
METsの決め方に関しては、後ほど紹介していきます。
単位に関してですが、消費カロリーは「kcal」、体重は「kg」、時間は「h」、1.05は係数ですので単位は無いですね。
つまり、自分の体重と自転車を漕いだ時間がわかれば消費カロリーは簡単に計算することが出来るんです。
条件別のMETs値の参考数字!
自転車に乗っている時のMETs値ですが、おおよその参考としては下記のようになります。
・平均時速16.1~19.2km/h時・・・6.8
・平均時速19.3~22.4km/h時・・・8.0
・平均時速22.5~25.6km/h時・・・10.0
・平均時速25.7~30.6km/h時・・・12.0
スポーツサイクルに乗っている方は時速のイメージが付きやすいかと思います。
多くの方がサイコンと呼ばれるサイクルコンピューターで時速を表示していますしね。
シティサイクル、いわゆるママチャリを普通に乗っている時の時速というのは15km/h程度と言われています。
通勤や通学などで結構頑張って漕いで20km/h程度なんだそうですね。
ダイエット目的などでクロスバイクやロードバイクを買った…なんて方ですと20km/h程度になるでしょうか?
あくまでも平均時速であって、最高速度ではないので注意ですよ。
消費カロリーを計算する場合ですと、シティサイクルなら4.0~6.8程度。
運動目的で頑張って漕ぐなら8.0程度のMETs値を使うと良さそうですね。
16.1km/hと19.2km/hは同じ6.8という数字を使いますが、もちろん19.2km/hの時の方がMETs値は高いハズです。
8.0に近い数字となり、16.1km/h時は4.0に近い数字になっていくでしょう。
METs値を正確に出すというのは困難ですので、あくまでも参考程度に利用してみて下さい。
10キロ走るとどのくらい消費するのか計算してみた!
計算式とMETs値の求め方がわかったので、実際に計算してみたいと思います!
いくつかのパターンで10キロ走った時を計算してみましょうか。
体重は60kgで仮定しましょう。
まずはシティサイクルを普通に漕いでいるケース。
時速は15km/hとするとMETs値は4.0で、10キロを走るには40分となります。
40分を時間に直すと0.67時間ですので、計算式は下記となりますよ。
60×4.0×0.67×1.05=168.8kcal
続いてはシティサイクルをちょっと頑張って漕いだケース。
時速は18km/hとするとMETs値は6.8で、10キロを走るには33分となります。
33分を時間に直すと0.55時間ですので、計算式は下記となりますよ。
60×6.8×0.55×1.05=235.6kcal
最後にクロスバイクやロードバイクで走ったケース。
時速は20km/hとするとMETs値は8.0で、10キロを走るには30分となります。
30分を時間に直すと0.5時間ですので、計算式は下記となりますよ。
60×8.0×0.5×1.05=252kcal
まとめ
ということで今回の記事のまとめです。
自転車の消費カロリーの計算式は本文内で紹介
自転車のMETs値は速度でおおよその数字が決められている
10キロ走った時の消費カロリーを本文内で3パターン計算
平均速度から計算することになりますので、数字としては正しいものではなく参考値程度にはなってしまいます。
ですが漠然と自転車に乗るよりも、数字が出た方がやる気も出るというものですよね。
自転車は比較的消費カロリーが高いにも関わらず、体への負荷が少ないのが非常に良いんです。
それに1時間ランニングをするのは厳しいですが…自転車なら1時間くらい結構乗れちゃったりするのも良いんですよね。
スポーツジムなどにあるエアロバイクなどですと、動画を見ながら、音楽を聴きながら走ることも出来ますので1時間はあっという間です。
ダイエットにも運動不足解消にも非常におすすめですよ。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
コメント
コメントはありません。